RightScale Platform と Eucalyptus

RightScale Inc. は 2008 年 11 月 4 日、Eucalyptus ベースのクラウドをサポートすると発表しました。これを受け、公開デモとして、RightScale Platform の Eucalyptus Edition 経由で Eucalyptus Public Cloud (EPC) にアクセスすることができるようになりました。

制限事項

Eucalyptus Public Cloud 本体同様、このデモは評価目的でのみ提供されるものであり、したがって Eucalyptus Edition の機能も制限されます。具体的には、このサービスの使用には以下の制約・制限があります。

  • VM インスタンスには 6 時間という時間制限があります (この時間を過ぎると、VM インスタンスは何ら警告なしに終了します)。
  • 1 人のユーザーが一度に実行できる VM インスタンスは 4 つ までです。
  • VM インスタンスにはパブリック IP アドレスが割り当てられますが、許可されているのは受信方向のネットワーク接続とインスタンス間のネットワーク接続だけです (ただし例外として、Debian ミラーサイトへの送信方向の接続は可能ですので、apt-get は問題なく使用できます)。つまり、外部から VM にログインしたり、VM インスタンス間で通信したりすることはできますが、VM インスタンス側から接続を開始することはできません。
  • ユーザーは独自のディスクイメージをアップロードすることはできません。使用できるディスクイメージは、Eucalyptus Public Cloud が提供しているものに限られます (ほぼ瞬時に起動する ttylinux と呼ばれる "toy" Linux イメージと、起動により時間がかかる標準的な Debian イメージ)。
  • Eucalyptus Edition Platform の機能は、以下のものだけに制限されます。
    • インスタンスの管理 (起動、停止、監視),
    • SSH 鍵の管理
    • Eucalyptus Edition Platform で作成した鍵を使って起動した SSH 端末経由でのインスタンスへの接続

  • このサービスでは、パフォーマンスや信頼性は保証されません。インスタンスの制限時間前 (6 時間が経過しないうち) の終了やアカウントデータの損失が起きないようにするつもりですが、実際に起こる可能性があります。

RightScale の Eucalyptus Edition へのサインアップ

  1. RightScale の Platform 経由で Eucalyptus Public Cloud を使用するには、まず Eucalyptus Public Cloud にサインアップし、Eucalyptus Public Cloud のアカウント情報を取得する必要があります。
    • ここからアカウントを申請します (ブラウザが自己署名証明書に関する警告を表示することがありますが、サービスを使用するには証明書を受け入れる必要があります)。
    • アカウントをアクティブにするためのメールが届くのを待ち (最大で 1 営業日待つ必要がありますが、数分で届くこともあります)、受け取ったメールに記載されているリンク先にアクセスしてログインします。

(実際の操作方法については、「Eucalyptus ユーザーガイド」のセクション 1 と 2 を参照してください。)

  1. 次に、RightScale Platform の Eucalyptus Edition でのサインアップ手順を実行する必要があります。
    • サインアップのリンクをクリックします (ブラウザが自己署名証明書に関する警告を表示することがありますが、サービスを使用するには証明書を受け入れる必要があります)。
    • 1 ページ目のフォームに必要事項を記入します (必須入力項目は、[First name]、[Last name]、[Email]、および 2 つの [Password] フィールドで、[Terms and conditions]チェックボックスはオンにする必要があります)。
    • 3 ページ目で Eucalyptus Public Cloud のアカウント情報を入力します (2 ページ目は自動的にスキップされます)。[Username]、[Query ID]、および[Secret Key]はいずれも、Eucalyptus Public Cloud のアカウント情報 (credentials) のページに表示されます (表示された内容を正確に入力してください。また、前後に余分なスペースを付けないでください)。

上記の手順を実行した後、問題がなければ、RightScale の Platform にログインすることができます。ログイン後は、RightScale Platform およびその他の EC2 互換ツールのいずれを使っても、Eucalyptus Public Cloud のインスタンスを管理したり、インスタンスにアクセスしたりできます。

RightScale の Eucalyptus Edition の使い方

インスタンスを起動する前に、2 つの手順を実行します。

  1. ブラウザ経由での Shell アクセスを可能にするには、RightScale Platform 経由で SSH 鍵を少なくとも 1 つ追加する必要があります (RightScale Platform では、ほかのツールを使って Eucalyptus Public Cloud に追加したすべての鍵が表示され、インスタンス起動時にはこれらのうちの任意の鍵を指定することができますが、直接 Platform 経由でこれらのインスタンスに接続するシェルを開くことはできません)。

鍵を追加するには、[Design]>[Eucalyptus]>[SSH Keys]の順にメニューをたどり、右上隅にある黄色の[Add Key]ボタンをクリックします。任意の名前を付けることができます。鍵が生成された後、Platform の外部から鍵を使用することがある場合には (たとえば、端末内で ssh を使って自分の起動したインスタンスにログインするなど)、秘密鍵 (非公開鍵) の内容をカット&ペーストでファイルに保存することができます。この操作はいつでも行うことができます。

  1. インスタンスを実行する前に、セキュリティ・グループを少なくとも 1 つ作成する必要があります (セキュリティ・グループを作成せずにインスタンスを起動しようとすると、RightScale Platform によって Eucalyptus Security Groups のページに誘導され、A security group is required to launch an instance, please create one first. (インスタンスを起動するにはセキュリティ・グループが必要です。まずセキュリティ・グループを作成してください) というメッセージが表示されます)。[Design]>[Eucalyptus]>[Security Groups]の順にメニューをたどります。先へ進んで、セキュリティ・グループを作成し、名前を付けます。説明は省略可能です。作成したグループの[Permissions]の変更は (この機能は現時点では完全にはサポートされていないため) 必要ありません。

インスタンスを起動するには、[Design]>[Eucalyptus]>[Images]の順にメニューをたどり、利用可能なイメージの横に表示される緑色の[play]ボタンをクリックします (現在用意されているイメージは、ほぼ瞬時に起動する ttylinux と呼ばれる "toy" Linux イメージと、起動により時間がかかる標準的な Debian イメージです)。[New Instance]フォームにはあらかじめ適切な値が入力されていますが、[Launch]をクリックする前に、インスタンスの[Nickname]を指定してください。RightScale Platform から There are not enough nodes to fulfill this request in the zone. (リクエストを満たすのに十分なノードがゾーン内にありません) というメッセージが表示されたら、少し待ってから再試行してください。

インスタンスを終了するには、[Home]>[Dashboard]、または[Manage]>[Servers]>[Active Servers]の順にメニューをたどり、インスタンスの横にある赤い[stop]ボタンをクリックします。

Eucalyptus と RightScale のご試用ありがとうございます。