グループとプライバシー

グループとは、単に友達の集まりです。しかし Friendica では、グループを利用することで非常に強力な機能を実現しています。

グループを作成するには、Friendica の [Contacts] ページにアクセスし、[Create a new group] をクリックします。次に、グループの名前を指定します。

グループのメンバーを選択するページが表示されます。

このページには 2 つボックスがあります。上部のボックスには、現在のグループメンバーのリストが表示されます。下部のボックスには、グループのメンバーではないあなたのすべての友達が表示されます。

グループのメンバーではない人の写真をクリックすると、その人はグループに入れられます。グループのメンバーになっている人の写真をクリックすると、その人はグループから削除されます。

グループを作成した後は、そのグループを任意のアクセス制御リストで使用できます。アクセス制御リストというのは、自分のホームページの近況アップデートボックスの下にある小さな南京錠アイコンをクリックしたときに利用できるリストのことです。このアイコンをクリックすると、自分がこれから投稿する内容を誰が見ることができて、誰が見ることができないかを指定できます。個々のユーザーを指定することも、グループを指定することもできます。

[Network] ページには、ネットワークに参加しているすべての人の投稿と会話が表示されます。このページで個々のグループを選択すると、そのグループのメンバーだけに関係する会話を表示できます。

この機能について、もう少し詳しく説明しましょう。

[Network] ページからグループを表示しているときに注意して見てみると、近況アップデートボックスの下の南京錠アイコンの隣りに感嘆符 (!) が表示されているのがわかると思います。これは、その南京錠アイコンに注意してほしいという意味です。南京錠アイコンをクリックしてください。現在は特定のグループを表示しているので、この画面にいる間は、自分の近況アップデートはデフォルトで同じグループにしか見えないようになっています。このことを利用すれば、たとえば飲み友達だけが自分の投稿を表示できるようにして、将来自分の上司になりそうな人からは見られないようにしておくことができます。もちろん、この設定を変更することも可能ですが、この機能を利用すれば、会話の内容を友達のグループごとに独立させておくことができます。

こうしたプライベートな会話は、友達がすべて Friendica のメンバーである場合に最もうまく機能します。ほかに会話を見ることができるのは誰か (すなわち、ほかには誰も会話を見ることができないこと) がわかっているからです。ただし、友達がメッセージの内容をコピー&ペーストして、ほかのユーザーに送信するようなことをした場合は別です。

この点については、注意の必要な信用の問題だと言えます。世界中のどんなソフトウェアも、あなたの友達があなたの秘密の情報や会話の内容を他人に洩らすのを防ぐことはできません。対処方法として可能なのは、慎重に友達を選ぶことだけです。

一方、status.net、identi.ca、およびその他のネットワークプロバイダが関係する場合、物事はそう単純にはいきません。グループ内にほかのネットワークのメンバーが混ざっている場合は、特に慎重になる必要があります。なぜなら、あなたのプライベートなメッセージが公開ニュースフィードに流れることも十分ありうるからです。そこで Friendica では、ある人の [Contact Edit] ページを表示すると、その人が、注意の必要な安全ではないネットワークのメンバーかどうかがわかるようになっています。

[Settings] ページでは、自分のすべての投稿に適用するデフォルトパーミッションを作成できます。

投稿をした後で、その投稿に割り当てられたパーミッションを変更することはできません。投稿は数秒間でたくさんの人々、おそらくは対象となるすべての人にすでに配信されています。もしあやまってメッセージを投稿してしまい、それを元に戻したいと思ったら、最もよいのはその投稿を削除することです。Friendica では、メッセージを受信したすべての人に削除通知を送信し、この通知によって配信時と同じスピードでメッセージは消去されるはずです。多くの場合、メッセージは 1 分たらずのうちにインターネットから完全に消え去ります。繰り返しになりますが、これは Friendica ネットワークの場合です。メッセージがいったんほかのネットワークに広がると、すぐに削除することはできず、場合によっては削除そのものができなくなることもあります。

これがどのような意味を持つか想像がつかない場合は、あなたの友達にも Friendica を使うようにしてもらうことをおすすめします。ここで説明しているプライバシー機能は、プライバシーに配慮したネットワークの内部でなら、はるかに適切に機能するからです。Friendica が接続可能なほかのソーシャルネットワークの多くは、プライバシーのコントロールをまったく行いません。

プロファイル、プライバシー、写真

Friendica では (1 つの Web サイトがすべてをコントロールするのではなく、多くの Web サイトが情報をやり取りするという) 分散型のしくみを採用しており、ほかのサイトのユーザーもネットワークと関係を持つことになるので、プライバシーに関していくつか留意すべき点があります。これらの点に注意して、プライベートではどう対処するのが適切か、判断するようにしてください。

写真をプライベートに公開しようとすると、問題が生じます。写真のプライベートな公開が可能なのは、Friendica のメンバー間だけです。ほかの人に公開できるためには、それらの人たちが誰なのかを確認する必要があります。Friendica では、Friendica のメンバーの身元は確認できます。そうするためのしくみがあるからです。しかし、ほかのネットワーク上の友達は、あなたがプライベートに公開した写真を見ることはできません。Friendica では、これらの友達が写真を見ることを許可されているかどうかを確認することができないからです。

開発チームでは、友達がどのネットワーク上にいてもアクセスを許可できるよう、現在作業しているところです。ただし、Friendica ではプライバシーを非常に重要なことと考えており、ほかの一部のネットワークのように、あなたのアップロードした写真がプライベートな範囲での公開であると主張しつつも、実際には身元を確認せず、ほかのユーザーからも写真が見られるような状態にすることは、したくないと考えています。

あなたのプロファイルと「ウォール」は、ほかのネットワークの友達からアクセスされることがありますが、Friendica では、知らない Web ユーザーからのアクセスをブロックすることもできます。この場合、注意が必要なのは、ほかのネットワークの一部の友達が、ブロックされるユーザー (知らないユーザー) の中に含まれる可能性があるという点です。

これは、たとえば Twitter や (場合によっては) Facebook に長い近況メッセージを投稿した場合に、望んだものとは異なる結果としてあらわれることがあります。Friendica では、Twitter や Facebook に対して規定の長さを超えるメッセージを投稿した場合、メッセージを切り捨てて、代わりに元のメッセージへのリンクを挿入します。元のメッセージは、あなたの Friendica プロファイルへのリンクをたどることで表示できます。しかし、アクセスしてきたのは誰かを Friendica の側で確認することができない場合、これらのユーザーはあなたの投稿内容を最後まで見ることはできない可能性があります。

このようなユーザーがいる場合は、Twitter の規定の長さに収まるサマリーを用意し、友達に対しては、投稿内容をすべて見ることができるように詳しい情報を添えるとよいでしょう。

身元の不明な Web ユーザーが自分のプロファイルや Friendica サイト全体を見ることができないよう、これらのユーザーをブロックした場合も、StatusNet/identi.ca のメンバーとの情報のやり取りに重大な支障が生じます。これらのネットワークは、認証を行わない公開プロトコルを使って情報をやり取りします。これらのネットワークのメンバーがあなたの投稿を見ることができるためには、「身元の不明な Web ユーザー」でアクセスできるようになっている必要があります。もし Friendica の側でこのようなアクセスを許可してしまったら、あなたの投稿は誰でも見ることができてしまいます。しかしあなたは Friendica に対し、そのようなアクセスをブロックするよう指示しているわけですから、それはできません。このように、身元の不明なユーザーにプロファイルを見せないようすると、公開ネットワーク (identi.ca など)、および Google Reader といったフィードリーダーに対する送信方向の通信がブロックされることに注意しておく必要があります。