1.5. Usage Data Collector

1.5.1. 技術情報
1.5.2. UDC を無効にする方法

Neo4j Usage Data Collector (UDC) は、Neo4j の利用に関するデータを収集して、udc.neo4j.org にある UDC サーバーに報告するサブシステムです。UDC は簡単に無効にすることができ、個人情報に類するデータは一切収集しません。UDC サーバーに送信される情報の詳細については、以下を参照してください。

Neo4j 開発チームは、自動的で手間のかからない Neo4j コミュニティからのフィードバックとして、収集した情報を使用します。開発チームは、Neo4j のダウンロードに関する統計情報と、利用に関する統計情報とを突き合わせることによって、自分たちが行っている作業の内容が適切かどうかを判断したいと考えています。開発チームでは、収集したデータを活用することで、サーバーソフトウェアのリリース後、以前より注目度が上がっているかどうかを確認することができます。

収集されるデータについては、このマニュアルで明確に示しています。UDC システムの将来のバージョンがさらに別のデータも収集するようになった場合には、これらの変更点について明確に説明します。

Neo4j 開発チームは、ユーザーのプライバシーを十分に尊重し、配慮しています。開発チームは個人情報を開示するようなことは一切行ないません。

1.5.1. 技術情報

Neo4j の利用に関する的確な統計情報を取得するため、UDC では以下の情報を収集します。

  • カーネルバージョン - ビルド番号、およびカーネルに変更が加えられているかどうか。
  • ストア ID - データベースの作成時に生成される無作為かつ一意のグローバル ID です。
  • ping カウント - UDC は内部カウンタを保持しており、ping が行われるたびにこのカウンタがインクリメントされます。カウンタはカーネルが再起動されるたびにリセットされます。
  • Source - "neo4j" または "maven" のいずれかです。 Neo4j の Web サイトから Neo4j をダウンロードした場合は "neo4j"、Maven を使って Neo4j を取得した場合は "maven" になります。
  • Java のバージョン - referrer 文字列は、どのバージョンの Java を使っているかを示します。

UDC は、起動すると 10 分間待機してから最初の ping を送信します。10 分間待機するのには 2 つ理由があります。1 つは、UDC が原因で起動を遅らせることがないようにするためです。もう 1 つは、自動テストからの ping の回数を最小限に抑えるためです。UDC サーバーへの ping は、HTTP GET を使って行われます。

1.5.2. UDC を無効にする方法

UDC は非常に簡単に無効にできるようにしてあります。実際、UDC 用のコードはカーネル jar には含まれておらず、完全に別個のコンポーネントになっています。

UDC を無効にするには、次の 3 つの方法があります。

  1. 最も簡単なのは、neo4j-udc-*.jar ファイルを削除することです。これらのファイルを削除すると、カーネルは UDC をロードしなくなり、したがって ping も一切送信されなくなります。
  2. Maven を使っていて、UDC がシステムに決してインストールされないようにするには、次のような dependency 要素を設定します。

     <dependency>
       <groupId>org.neo4j</groupId>
       <artifactId>neo4j</artifactId>
       <version>{neo4j-version}</version>
       <type>pom</type>
       <exclusions>
         <exclusion>
           <groupId>org.neo4j</groupId>
           <artifactId>neo4j-udc</artifactId>
         </exclusion>
       </exclusions>
     </dependency>

    ここで {neo4j-version} にはたとえば 1.3 を指定します。

  3. 最後の方法として、パッケージ化されたバージョンの Neo4j を使っていて、jar ファイル群には一切手を加えたくない場合には、次のようにシステムプロパティを設定することで、UDC はアクティベートされなくなります: -Dneo4j.ext.udc.disable=true