ライセンス選択の手引き

Neo4j はこれまでずっと完全なオープンソースソフトウェアとしてリリースされています。あらゆるコンポーネントのコードは、どの 1 行をとっても完全にガラス張りの状態で評価を行うことができます。開発チームは、こうすることが顧客とオープンソースコミュニティに価値をもたらす最善の方法だと考えます。

Neo4j には、それぞれライセンスの条件が異なる以下の 3 つのエディションがあります。

  • Neo4j コミュニティは、ACID トランザクションに完全対応したハイパフォーマンスなグラフデータベースで、GPL の下でライセンスされます。
  • Neo4j アドバンストは、高度なモニタリング機能を備えており、AGPL の下でライセンスされます。
  • Neo4j エンタープライズは、さらにオンラインバックアップ機能とハイアベイラビリティクラスタリング機能を備えており、AGPL の下でライセンスされます。

これらのうち、最も適しているのはどのライセンスでしょうか。それは、Neo4j をどのように使うかによって変わります。

オープンソースソフトウェアを開発する場合

Neo4j 開発チームはオープンソース開発を大切にしており、ユーザーは Neo4j のすべてのコンポーネントを自分のプロジェクトで自由に使うことができます。有料のソフトウェアやサービスを開発する場合でも、システムのソースコードを顧客が利用できる限り、商用利用することに何の問題もありません。

Neo4j のテストや評価を行う場合

これらの活動はすべて GPL と AGPL の両方でカバーされており、システムを利用するユーザーが、テストや評価を行うユーザーと同じ組織に属していて、(したがって当然ながら)システムを利用するユーザーがソースコードにアクセスできる限り、クローズドな環境であっても、GPL と AGPL のカバー範囲となります。社内で開発や評価を行う場合には、Neo Technology から商用ライセンスを入手する必要はありません。

クローズドソースの Web アプリケーション (SaaS) を構築する場合

この場合も簡単です。Neo4j コミュニティエディションを使用し、これを LAMP セットアップでの MySQL と同じように扱ってください。つまり、作成するアプリケーションのために Neo4j コミュニティを使用することができ、ほかには何も必要ありません。
ただし、注意の必要なケースが 2 つほどあります。

  • Neo4j データベースでモニタリング機能とハイアベイラビリティ機能が必要な場合。この場合は、アドバンストエディションかエンタープライズエディションの Neo4j を検討してください。これらのエディションは AGPL なので、テストと開発を行うことができ、もし実働環境で AGPL ソフトウェアを使用できない場合には、Neo Technology に問い合わせて商用ライセンスを手に入れることができます。
  • ソフトウェアを配布する場合で、製品のコードを (GPL に基づく) オープンソースにしたくない場合。商用 OEM セットアップについて、Neo Technology に問い合わせてください。

Neo4j を OEM コンポーネントとして組み込む場合

リリースする製品がオープンソースソフトウェアである場合は何の問題もありません。Neo4j もオープンソースソフトウェアです。オープンソースソフトウェアでない場合、GPL も AGPL もクローズドソースの OEM という使い方を許可していないので、Neo Technology から OEM ライセンスを取得しなければなりません。

ミッションクリティカルなシステムのサポートが必要な場合

モニタリング機能が必要な場合や、ダウンタイムを許容できないシステムの場合、モニタリング機能を利用するには Neo4j アドバンストを、ディザスタリカバリグレードのフェイルオーバーやオンラインバックアップ機能を利用するには Neo4j エンタープライズを検討してください。これらのエディションは AGPL の下でライセンスされており、したがってソリューションのオープンソース化を予定しておらず、クローズドソースな実働環境でこれらのエディションを利用する場合は、商用ライセンスの取得について Neo Technology に問い合わせてください。

Updated: May 3, 2011