Red5 Media Server http://www.red5.org The Open Source Media Server Sat, 21 Jan 2012 21:19:13 +0000 en hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.0.5 Red5 の新しいライセンス – Apache Software License 2.0 http://www.red5.org/2012/01/22/red5-new-license-apache-software-license-2-0/ http://www.red5.org/2012/01/22/red5-new-license-apache-software-license-2-0/#comments Sat, 21 Jan 2012 20:48:58 +0000 Dominick Accattato http://www.red5.org/?p=194
Red5 オープンソース Media Server は、Apache Software License 2.0 を新しいライセンスに採用しました。ここではその理由を説明することはせずに、私から開発チームに宛てて送ったお願いのメールをそのまま掲載します。メール送信後まもなく投票を行い、その結果をうけて決断を下しました。なぜ私たちは Apache Software License 2.0 (ASL 2.0) を使うことにしたのか、詳しくは以下を読んでください。
ライセンスの変更は、r4309 (http://code.google.com/p/red5/source/detail?r=4309#) で反映されています。


チーム各位

みんな元気で充実した毎日を送っていることと思います。多くの人が実感しているでしょうけれど、1.0 リリースへ向けて取り組んでいる今、私たちはプロジェクトとしても佳境に入っています。プロジェクトをスタートしたのが 2005 年 9 月ごろですから (http://code.google.com/p/red5/source/list?num=25&start=25)、あれからすでに 6 年以上が経過しています。早いですね。にわかには信じられないくらいです。さて、このメールを送ったのは、Red5 プロジェクト、そのソースコード、および付随するすべてのものに対するライセンスの変更について、各位の支持と承認をお願いするためです。ライセンスの変更を決断した経緯と理由を以下に説明します。一部の人はよく知っているとおり、私たちは当初、LGPLv3 ライセンスを選択しました。このライセンスによって、サーバーをオープンなままにしておきながら、ソースコードをリリースすることができない組織でもサーバーを採用することが可能になるからです。平たく言えば、Red5 を Tomcat と同じように扱いたいと考えたのでした。私たちの目標は、商業利用の面で普及を制限することなく、オープンであり続けることでした。もし GPL を使えば、プロジェクトのソースに静的または動的にリンクされるあらゆるコードをオープンソースにしなければなりません。この制限は、サーバーを広く使ってもらうには厳しすぎます。このため私たちは LGPLv3 を選択し、現在のコードベースはこのライセンスに基づいています。しかし私は最近になって、この業界で徐々に一般的になりつつある一定のユースケースにおいては、LGPLv3 でも場合によっては制限がきつすぎることに気付きました。

私たちのライセンスが今日の業界ではどんな意味を持っているのか、以下に簡単に説明します。
ここでの議論のためのユースケースとして想定しているのは、Android です。現在 LGPL では、プロプライエタリなコードとの静的リンクおよび動的リンクについては、どちらも許可しています。その一方で、LGPL はライブラリのユーザーに対し、自分の好きな方法で LGPL ライブラリをリバースエンジニアリングして修正する権利を保証しています。したがってたとえば、誰かが Red5 を含む Web アプリケーションをパッケージ化してインストーラを作成した場合、エンドユーザーは、自分がそれを望むなら、red5.jar を新しいバージョンで置き換えることができるわけです。しかし Android の場合、アプリケーションは DEX ファイルにパッケージ化されます。この DEX ファイルでは、多くのライブラリがコンパイルされて 1 つにまとめられています。以下は、Android のオープンソースのページからの直接の引用です。

次に示すのは私たちが抱いている特別な懸念の一部です。

  • LGPL は (単純化して言えば) 次のいずれかを義務付けています。すなわち、アプリケーションへのソースの出荷;ソースに対する書面によるオファー;または LGPL ライブラリの動的リンクと、ユーザーがライブラリを手動でアップグレードまたは置き換えることの許可、のいずれかです。Android ソフトウェアは一般に静的なシステムイメージで出荷されるため、前記要件を満たすことは、OEM の設計を結果的に制限することになります。(たとえば、読み取り専用のフラッシュストレージ上のライブラリをユーザーが置き換えることは困難です。)
  • LGPL では、顧客による修正、およびこれらの修正をデバッグするためのリバースエンジニアリングを許可することを義務付けています。大半のデバイスメーカーはこの条件に拘束されることを望んでおらず、したがって私たちはこれらデバイスメーカーの負担を最小限に抑えるために、ユーザースペースでの LGPL ソフトウェアの使用を最小限にしています。
  • LGPL ライブラリは過去にも、下流のデバイスメーカーやアプリケーションディベロッパにとって、コンプライアンスまわりで多くの問題を生じさせる原因になっています。これらの問題についてエンジニアを啓蒙するのは、残念ながら困難で即効の見込めない作業となっています。Android が成功するには、デバイスメーカーによるライセンスの遵守をできるだけ簡略化することが不可欠です。過去に LGPLを遵守することが困難だったことを考えると、もしそれが可能であるなら単純に LGPL ライブラリを使わないようにすることが、最も賢明な方法です。

これらの理由から、LGPLv3 が望ましいとは考えられなくなりました。こうした制限やユースケースの存在は、プロジェクトがスタートした時点では想定していませんでした。LGPLv3 のままでは、Android やその他のプラットフォームは著しい制限を受け、普及へ向けた努力も、限られた成果しか上げられないことになります。これらのプラットフォームで使ってもらえるようになれば、プロジェクトの注目度は高まり、私たちは未知の領域に踏み出すことができるでしょう。これは自信を持って言えますが、コミュニティに対する私たちのサービスも変わることなく続きますし、プロジェクトも新しい、興味深い使われ方がされることになります。

私たちは、上述のような条件や制限が存在することを考慮したうえで、どのライセンスが自分たちのニーズに適しているかを見極める必要があります。私は、現在の私たちのライセンスから Apache Software License 2.0 などのもっと制限の緩いライセンスに移行することを提案します。Apache Software License 2.0 なら、上に述べたようなユースケースにも対応できる一方、私たちの当初の意図にも忠実であり続けることができます。ご存じのとおり Red5 のデフォルトの組み込みサーブレットコンテナである Tomcat などの各種プロジェクトで Apache Software License が使われている点にも注目したいと思います。以下は、Apache Foundation のサイトからの直接の引用です。

Apache License, Version 2.0 (現行版)
http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0 (テキストまたは HTML)
Apache License の 2.0 バージョンは、2004 年に ASF によって承認されました。このライセンスリビジョンで目標にしたのは、次のようなことでした。すなわち、繰り返し出されるよくある質問の数を減らすこと、ライセンスに修正を加えることなく (非 ASF プロジェクトを含む) 任意のプロジェクトでライセンスを再利用可能にすること、すべてのファイルにライセンスを記載するのではなく参照先を示すことでライセンスを同梱できるようにすること、コントリビューションの提出に関してライセンスを明快にすること、コントリビュータ自身の特許を必然的に侵害するコントリビューションに対して特許ライセンスを義務付けること、Apache に関するコメントおよびその他の継承した帰属告知をライセンス条項以外の場所 (Notice ファイル) に移動することです。
その結果できあがったライセンスは、ほかのオープンソースライセンスと互換性があると考えられ、それと同時に、Apache グループの当初の目標に忠実であって、非営利と営利の両方の組織にまたがる共同開発もサポートするものです。Apache Software Foundation では、このバージョンの Apache License に GPL と互換性があるかどうかについて、現在判断を下そうとしているところです。
ASF が作成するすべてのパッケージは、特別に明記されている場合は別として、暗黙的には Apache License, Version 2.0 に基づいてライセンスされます。あなたの成果物に Apache License を適用する方法についての開発者向けの詳しい情報は、* Apache License, Version 2.0 の適用 * にあります。

ライセンスの変更を支持、承認する場合は、その旨を記して返信してください。投票前に影響について議論したい場合は、プライベートに連絡してくれれば、変更について喜んで説明します。役に立ちそうな情報や議論の材料になる情報へのリンクを下に掲げます。できるだけ早く返事をください。この件については全員一致で決めたいと思っています。全員の意見が集まらない場合は多数決にし、今後も過去のコントリビュータに連絡を試みることにします。

最後に、作業をしてくれている各位すべてに感謝したいと思います。貴重な成果です。ここまでやってきたことを誇りに思っていいと思います。それぞれが引き続き充実した毎日を送ることを祈っています。みんなありがとう。

Dominick Accattato
Red5 共同プロジェクトマネージャ & エンジニア

http://www.infrared5.com/
http://code.google.com/p/red5/
http://code.google.com/p/jedai/

補足情報

Apache Software License 2.0 も適している (ASL

Android には LGPLv3 が適していない理由についての最もわかりやすい説明
http://source.android.com/source/licenses.html

LGPLv3 での動的リンクコードについて要点をかいつまんで説明
http://www.gnu.org/licenses/lgpl-java.html

VideoLAN はなぜライセンスを変えたか
http://www.videolan.org/press/lgpl.html

誰がライセンスの変更を承認する必要があるのかについての GNU の見解
http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.html#LGPLJava

現在の私たちのライセンス
http://www.gnu.org/licenses/lgpl.html

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http://www.red5.org/2012/01/22/red5-new-license-apache-software-license-2-0/feed/ 0
Red5 チーム、1.0 RC ビルドをリリース http://www.red5.org/2010/12/31/release_1_0_build/ http://www.red5.org/2010/12/31/release_1_0_build/#comments Fri, 31 Dec 2010 03:51:58 +0000 red50909 http://209.20.73.49/?p=4

2011 年の第一四半期に入り、Red5 チームは来たる 1.0 リリースのリリース候補を出しました。このリリース候補では主にバグの修正を中心に作業したほか、ストリーミングに関するいくつかの一般的なパフォーマンスの問題に対処しました。開発チームは作業の内容にはかなり満足していて、その成果には自信があり、アプリケーションのテストとフィードバックをユーザーにもお願いしたいと考えています。

主な修正点は次のとおりです。

  • WAR ビルドの修正
  • RTMPT および RTMPe に対する多数の修正
  • MP4 ファイルのシーク
  • シリアル化の修正
  • ネイティブ帯域幅検出 アップ/ダウン
  • その他多数…

すべての修正点のリストについては、ソースの変更リスト (http://code.google.com/p/red5/source/list) を参照してください。

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http://www.red5.org/2010/12/31/release_1_0_build/feed/ 0